むさし府中青年会議所とは

理事長紹介

理事長紹介

臼井 一眞(うすい かずま)
昭和49年 9月 4日 生まれ A型

所信表明

 私たち、公益社団法人むさし府中青年会議所は、共通目的である「明るい豊かなまちづくり」ということを、多くの先輩諸氏から受け継げられてまいりました。本年設立45 周年に当たり、私たち青年会議所メンバーは青年としての英知と勇気と情熱をもって、勇往邁進致します。また、むさし府中青年会議所が、多くの関係諸団体並びに市民の皆様、そして300 名を超える先輩諸兄姉のご理解とご協力を戴きまして、本年45周年を迎えられると思っております。そして、歴史と伝統が受け継がれるこの町「府中」。そんな地域で青年会議所活動が出来る事に、しっかりと誇りを持って頑張りたいと思います。

 まだ記憶に新しい東日本大震災、次から次へと出てくる原発問題。復興とは名ばかりの混沌の中、何をしなければならないのか、私たちは真剣に向かい合わなければなりません。一人一人が意識して発信をする。そして、みんなで力を合わせる。そしてそこには、必ず何かが生まれる。青年会議所メンバーは、意識して発信し、みんなで力をわせ、必ず形にすることのできる仲間たちです。まずは、私たち自分たちから。そして、地域社会に発信し続けたいと思います。もちろん、地域の皆様から発信される大きなお力の御協力が出来るよう頑張っていきたいと思います。

 武蔵国の国府、府中。大化の改新より武蔵国の中心地で、政治・経済そして文化の中心地であった、府中。江戸時代からは、甲州街道の府中宿として人々が集まる地域でした。また、国府の統轄する場所にあてられた大国魂神社は、創建111 年で1900 年以上の歴史を持つ神社でありもあります。大国魂神社を中
心に栄え発展しながらも、天然記念物のけやき並木が今でも残るように緑豊かな府中の素晴らしさに誇りさえも感じます。そして今日、大国魂神社例大祭の「くらやみ祭」は当然のことだが、地域まつりの「商工まつり」、「よさこい祭り」、「JAZZ IN FUCHU」、「大盆踊り大会」等々、今でも地域活性化には大国魂神社を中心に行われております。

 大国魂神社の南側には、日本を代表する東京競馬場。競馬の祭典「東京ダービー」・「ジャパンカップ」。過去のダービーレースでは、約200,000 人もの来場者がありました。また、同じスポーツ分野の中では、ラグビー、バスケットボール、サッカー、フットサル等々活躍され、私たち市民に活力を頂いております。少年野球におかれましては昨年、武蔵府中リトルリーグが世界大会で優勝いたしました。私たちの町府中には、歴史と伝統と文化、発展の中にも緑あふれる自然、地域に活力を与えるスポーツなどと、素晴らし地域財産があります。私たち、公益社団法人むさし府中青年会議所は、三信条の「修練・奉仕・友情」の理念もと、「明るい豊かな府中(まち)づくり」を目的に事業を展開し、地域活性化に少しでも貢献できるよう取り組むことをお誓いし、私の決意とさせて頂きます。


《スローガン》

ま つ り


 世界各地で多用を示す「まつり」の原初は、豊穣・豊漁・豊猟等への感謝の祈りであり、また、慰霊のために先祖をまつる事だと認識しております。「まつり」の語源には、「祀り」・「奉り」・「待つ」等と様々な説がありますが、どれもが正しいと思うところでございます。宗教の違い、意味のとらえ方は、人それぞれあるかも知れませんが、「祀り」は、神様・ご先祖様を祈り供養する気持ち、「奉り」は、自分以外の人を奉る(たてまつる)たてる敬う気持ち、そして「待つ」には、自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちを待ち、そして待ち続けるおくゆかしさがうかがえます。まさに日本人の心であって、大事なことだと私は思っています。
 そして、現代の「まつり」はどうでしょう。家族・親族などを単位にした「七五三」「節句」「周忌」等のまつり。町・地域などを単位にした「例祭」「地域まつり、フェスティバル」等のまつり。国を単位とした「祝日」「正月」等のまつり。今まさに、時代に合わせた「まつり」へと変化してきた時代だと思います。さて、伝統の町「府中」、さらなる発展していく町「府中」ではどうでしょう。私が子供の頃から見てきた府中という町は、「まつり」をキーワードに成長してきたと感じます。府中を代表する大国魂神社例大祭の「くらやみ祭」や各町内会の氏子を中心として行われる「例大祭」。それらの伝統は、氏子会から青年会へ、青年会から子供会へと申し送り事項として受け継がれています。そうして、地域内での結びつきを強くしている町だと思っています。また、近年多くの「地域まつり」が開催されています。地域の方々、商店街の方々等を中心に実行委員会が組織され、「地域まつり」を開催することで町の活性化、そして地域の結びつきを強くしている町だとも思っています。「伝統歴史のある祭り」。「新しい地域のまつり」。そして、「これから創るまつり」。いずれにしても時代に合わせ、地域の人と力を合わせなければならないと思っています。
 「まつり」という言葉には、さまざまな人々の思いが詰まっている言葉だと思います。私は、そういった思いから、本年度のスローガンを「まつり」として掲げさせていただきました。